チーム魚紳の壮絶釣行記。釣って釣ってつりまくれ!!自然を愛し、魚を溺愛。我らサカナのストーカー。こっちを向いてくれなくても、その背びれに向かってキャスティング!


by team-gyoshin

急な休みをゲット!→日立港沖堤 【baomi】

3月21日(水) 春分の日 日立沖堤防単独行

釣りがしたくてウンウンうなっていると
突然のお休みが天から舞い降りてきた!
2日前に降ってわいたこのチャンスに準備万端、下調べ万端。
天気、タイドグラフ、水温、釣果。知ったところで使いこなせない情報まで頭に積み込んで、道具は車に積み込んだ。

気がつけば業務終了。クルマに乗り込みステアリングを握り、いつも家路に向かって右に曲がる信号を今日は左に。
そう。ガマンできずにそのまま海直行です。氷点下だろうが2ドアクーペの狭い車内だろうがそんなものは関係なし!渡船1番舟に乗るためならこれが一番確実安心絶対実釣!
頭の中には天気予報から推測される穏やかな風とやさしい日の光と少しうねりはあるけどどちらかといえば“なぎ”な海原が広がり、ここ数日の釣果情報から間違いなくこの日はヒラメの可能性がある予感!

こみ上げるうれしさに負けて夜の国道をニヤケ顔で走りぬけ、途中幸福感に満たされた気持ちのまま立ち寄った24時間営業の釣り具屋ではついうっかり必要のないルアーを買ってしまった。しかし、明日待ち受けている幸せな釣行を想像するとそんな衝動買い(リアンクションバイト)も祝福の前兆と感じはじめ、いつもの埠頭でネクタイをはずしワイシャツを脱ぎ寝袋に入ったときにはうれしさの絶頂!その時気づくべきだったいつもとの海の違いは全て見落としていた・・・。

翌朝、クルマから出ると天気予報と違い風はまったく収まっていない。「まぁすぐに止むだろう、だってネットの予報では今日は風速ゼロ!こんな日はなかなか無い」と一番で渡船のお店に顔を出す。
今日は誰がなんと言おうと“ヒラメ”。堤防中の釣り人全員が冬の風物詩的釣りモノのカレイを狙うのだろうが、私が釣りたいのは“ヒラメ”。それ以外は全て外道!
作戦はこうである。
何が何でもヒラメなので今回は投げ竿2本にイワシ餌をセット。一本には船用のヒラメ仕掛けでイワシ一匹がけ。もう一本には胴付仕掛けで2匹がけ。さらにいつもどおりルアーでシャッドテール。都合3本のロッドでヒラメを狙う。
力強く決心したので、いつものイソメは買わない。カレイやその他五目を狙うのにはイソメは必須だがその邪念が私をヒラメから遠のかせる。
冷凍イワシ2パックと竿先用の鈴を購入して最後に渡船チケットをレジでお願いした。
すると以外な返事が・・・。
「あのう、今日はうねりがひどくて渡れるかどうかまだわからないけどいいですか」
うん?耳を疑うこのフレーズ。まったく予想外の展開だ。
しかしここで手に持っているイワシを戻すには決心が固すぎた。底荒れしていてはヒラメの期待は薄いだろうがそんな確認をしていては男気に欠ける。
「あ、いいですよ。」
渡れなかったらこの辺でカレイかな?と一瞬思うももう戻れない。もう後には引けないのである。

結局AM5:30の一番船の予定が満潮が過ぎるのを待って30分押し。北、南は波高く、中央の船着場限定で渡船開始。
さらに波が高いせいとお客さんが30人以上もいるせいもあり、日ごろ使用しない大型船での渡船となった。ああ思い出せば昨日眠りにつく前にクルマの前に泊まっている船が異常に上下に揺れていた。湾内最奥のこの埠頭の船たちはいつもほとんど揺れていない。風はパタッと止むことはあっても、波はそうは行くわけないのだ。

すでに私の“満潮の頂上がヒラメの時合かも理論”ももう使えない。しかし、このときはまだまだ希望が脳みそを支えていた。

そして

沖堤防に渡ってみるとそこは全く想像だにしていなかった悲しい灰色と茶色の世界。
波は外洋から襲いかかり時折堤防の上に白く降りかかり、堤防の穴を通過した波は極端にまっ茶色の海水を内湾に吹き出し、風はびゅうびゅう、カモメは空中で停止できるほど。

む・・・ 希望薄。天気予報どおりは朝の冷え込みだけですかい・・・

うねりの入っているときは湾の内側で落ち着いているところが有望だが、その辺は既に50名近いカレイ師達で賑わっている。

しぶしぶ誰もいないいつもの先端まで移動した。

そうはいっても想像を超えることが待っているかも!結局2chiに負けないポジティブシンキングの持ち主の私は何でも自分に都合よく解釈し、ドキドキしながら仕掛けをセット。まずは一本目を投入。2本目をセットしているとなんと早速竿に異常な反応が発生!
鈴のヘッドバンキングが炸裂し、置き竿が“ズルッ”と動き始めた。

おおおおっまさか本当!? と慌てて巻き上げるとそこに登場したのは見慣れた不細工な姿。
大型の「ドンコ」29センチでした。
お前か・・・
しかし、一投目でボウズは逃れた。これも魚の活性が高い証拠じゃわい!とすぐに手返しよく2投目投入。そして投入わずか3秒でまたアタリ。またかな?予想は覆されずドンコの再登場。

3投目はもうちょっと沖目に投入。こんどはアタリなし。ロッド2本目も投入し、ルアーもキャスト開始し始め、じっくり腰をすえて戦闘開始とはじめたところ、投げ竿に異様な反応が。。。明らかだがかすかなアタリが永遠に続く。しかし巻くと魚の重みは無い。餌は食べられて無くなっている。

なんだこのエサトリは?

何度やってもおんなじ結果。フグのようにスパッと食わない。まるでねちねち舐められているうちに餌が溶けてしまったみたい。
これはもしやmisfish・2chi両氏が前回遭遇した「ウミタナゴ」?

アッタマキタと思って針を小さくセットしたら今度は一切のアタリが無い。
こんなとこまでおんなじだ。

またヒラメデカ針に戻して再開すると、あざ笑うようにアタリも再開。
挙げ句の果てには器用にイワシ餌の鼻と尾の針以外の部分をのぞいて胴体を3枚におろしたような肉剥ぎ取り途中の餌が戻ってくる事態。

あんまりだ。あんまりだよう。としょげながらキャストを繰り返す。

風も収まる気配は一向になくさらに暴風化。ルアーを投げても着底は一切不明。さらにアタリの無くなった投げ竿の先端をリンリン鳴らす。

ああ俺は愚かだ。哀れだ。

気づけばあの最初のドンコ2発が栄華の極みでした。あのままドンコ釣りに専念していればアイナメぐらいはあったかも。。。
と、あの意気込みはウソのように消えうせて、イソメを買わなかったことを簡単に後悔して背中にホッカイロの温かみを感じながら納竿。

そして、なんと片付けをしていてちょっと離れた瞬間に唯一の獲物のドンコ二匹はカモメの夫婦に奪われて行った。

コントだ。。。笑えない。。。


d0078105_23345127.jpg

↑ナイフとフォークでも使ってんのか?

d0078105_23354817.jpg

↑撮影のために堤防に置いてみたDONKO絶叫の図。そしたら鳥に食われた・・・
[PR]
by team-gyoshin | 2007-03-22 23:38 |