チーム魚紳の壮絶釣行記。釣って釣ってつりまくれ!!自然を愛し、魚を溺愛。我らサカナのストーカー。こっちを向いてくれなくても、その背びれに向かってキャスティング!


by team-gyoshin

釣れるにはわけがあった  【baomi】

10月24日(水) 大洗沖提 → 日立新提

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突如の釣行にgattyoさんをお誘いして新規開拓を決行。
去年はヒラメの当たり年とは言え、釣れて釣れて仕方がなかったという噂の絶えない「大洗沖堤防」へ。
今年のヒラメはどこも渋めの話が多く、開高健さんの表現を借りると「釣り人は過去と未来の話しか存在しない」の通り、「あの時はすごかった。すごい釣れた」「行けば釣れる」しかし行ってみればそんなことはなく、「こんなもんか」の連続、連続。
大洗沖提にその教訓の例外を求めて夜明け前の大洗港に待ち合わせとなりました。


初めての場所は何かと勝手がわからない。実は今回、渡船の場所やら時間やらの全てをgattyoさんに調べてもらい、いつもの調子で現れた私。非常に申し訳ないと思いながらも甘えきってしまった。
しかし、こんなオッサンに甘えられて嬉しくないgattyoさんも初めての場所の事情の暗さは共通の問題、来てみたら確かに二人そろって渡船の場所がよくわからない。
堤防で夜釣りの人、今からの船出に興奮している人、あらゆる釣り人がいる中、渡船?という空気のベテランさんをgattyoさんが目ざとく察知して、すかさず教えを乞うたのだった。

場所が変わればシステムも違う。停泊しているものと思っていた渡船の船は岸壁に無く、何も無い場所で待っていると現れると言うのである。また、港でも沖堤防でも船への乗船下船は梯子を使い、荷物運びはだれかれも無く皆で仲良く協同作業。
その場で刻々と明らかになる様々な状況が、ただでさえ毎回緊張する“上陸作戦”に追い討ちをかけてくる。しかし同時にワクワクもする。

慣れない身のこなしで同舟の皆さんに迷惑を掛けないのが精一杯だったが、まずは難なく釣りを開始。
目の前には噂に聞いていた生簀が広がり、そのかなり手前をルアーで攻めてみる。

釣りをしながらふと気がついた。
「初めてだから」というだけのことかもしれないが、見ず知らずの釣り人とだれかれもなく進めた共同作業のおかげで心はいつもより温かい気がする。非常に極端な言い方をすれば釣り人の仲間意識さえあるような気がするのだ。
ややもすると釣り師はその欲がエゴを丸出しにしてマナーを乱す。
自分の釣り場確保のために強引に隣人を邪魔をしたり、皆のものである水面を自分のものであるような振る舞いをしたり、一定の位置で釣る投げ釣りと歩き回るルアーとでは衝突も起きやすい、両方やる人には両方の気持ちがわかるかも知れないがそうでない場合もある。ゴミの放置に至っては無差別に他人に行なわれる嫌がらせの連続だ。
お互いがお互いを学ばねばいけないが心の壁がそれを阻む。
この渡船の共同作業は強引に心を近づけるいい機会なのかもしれない。世の中本来は当たり前のはずの支えあいをまず最初にしなければ釣りが出来ない環境というのもいいものかもしれない。
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話が脱線してしまった。実釣報告に話を戻そう。
すこし潮は濁り気味だが、釣れないほどではなく、さらにチビイワシたちが岸壁から10mの範囲でそこかしこに群れている。
蛸釣りのおじさんは45分に1匹のペースで蛸を手繰り寄せ、投げ釣り師の置き竿にはイシモチ、アナゴが食らいつき、ウキサビキはアジが群れの通過とともに忙しくなる。
いい雰囲気なのだ。
イシモチを上げていたおじさん曰く、「釣れすぎで疲れた!」とのこと。なんと素晴らしい疲れ方!!
さらに昨日、おとといとヒラメも連続で上がっているという。

私もgattyoさんも初めての土地。まずはいろいろやってみよう。と日頃より徹底的に調査をし続ける。
ルアーを変えて動きを変えて想像できるかぎり全ての試みをトライする。
が、しかし我々の竿はしならない。途中テトラの間からアイナメが食ってきたが、ランディングでテトラにぶつけてバラシてしまった。残念。

北から南まで一通り攻めてみたところで二人ともギブアップ。浚渫工事も近くで行なわれており、ヒラメ狙いには今日はちょっと違うかも。また今度だね、と帰りの船に乗り込んだ。

釣り過ぎであがる人。釣れなくてあがる私たち。だいぶ違うけど仕方が無い。


陸に上がって、まずは腹ごしらえ。箸を動かしながら釣りの話やら世間話やら。しかし、二人とも釣れなければ次を考えている。どちらからともなく次の候補を出し合って、協議の結果日立新提へ夕マズメ狙いで駒を進めることに決定した。大潮の下げ2分あたりでちょっと流れは強くなり始めるころだけど、水位があれば釣り辛いことも無いだろうという読み。

新提に行く前に手前の久慈川河口からランガンしようということとなった。
久慈川河口といえば私にとっては1ヶ月ほど前に良型のヒラメをバラシた記憶が新しい。なんとか雪辱と行きたい。しかしその ポイントはイシモチ師が陣取って投げられないので20㍍ぐらい離れたところからキャストし始めた。
準備の早いGATTYOさんは既に投げている。遅れて私がキャストする。私は縁起を担いでこの間のヒラメの噛み跡が残っているルアーを使い始めた。足元には悠々と今から遡上を始めようとしている鮭が群れで通り過ぎていく。反射神経で口先にルアーを通してみるが見向きもしてくれない。波のある半分海の河口でも、もう鮭は遡上モードになっているらしい。餌への興味は無いようだ。

と、まさしくそのタイミングでGATTYOさんから「タモーお願いしまーす!」のお呼びがかかった。
あっという間にマゴチ登場。
なんという早業。
そしてきっかり30分後、今度は水面から本命ヒラメを引きずり出した。
釣り始めて1時間で2枚ゲットのGATTYOさん。
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むむむ むむむ むむむ 釣りたい゛~ むむむ ~
目が血走り、鼻息が乱れ、リーリングが早まってしまう。ということは無いが隣でバカスカのGATTYOさんとシーンの私とでは、それは心中察することになっている。というより未熟な自分にがっかりモード。
状況を分析し、情報を総合する。それを完璧に実施していくGATTYO さん。すごい。しかももちろん結果付。

夕日に光り輝くGATTYOさんはまさしく後光が射していた。

ああ、釣りに行きたいと思う書斎の私。

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↑文字通り、後光が射しているGATTYOさん。
戦略の緻密、合理性。勉強になりました。
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by team-gyoshin | 2007-10-25 02:42 |