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チーム魚紳の壮絶釣行記。釣って釣ってつりまくれ!!自然を愛し、魚を溺愛。我らサカナのストーカー。こっちを向いてくれなくても、その背びれに向かってキャスティング!


by team-gyoshin

おみやげ屋さんの片隅に・・・  【misfish-toy baomi】

11月7日(水)
文:baomi

おみやげ屋さんの片隅に・・・  【misfish-toy  baomi】_d0078105_107199.jpg


今日はmisfish-toy氏と私は仕事で出張。
信州北アルプスは白馬へと参りました。長野オリンピックの会場になった“日本の屋根”の白馬です。
高速を降り、久々の信濃路に連なる盆地と稜線の紅葉を眺め、深まる秋の気配と近づく冬の証に吐息の連続です。
この頃目線は「海、海、海」が中心の我々ですが、目に飛び込む渓谷の瀬、渕、ダム湖もやはり捨てがたく、あそこはヤマメが居そうだな、水面を広く眺めていればどこかでライズが起こらないかな?なんて他の同僚には気づかれないように熱い視線を車窓の外に投げかけるのでした。

午前の仕事をきっちりと行い、昼時に一軒のお土産屋に立ち寄りました。
白馬といえばもちろん観光地。しっかりとしたお土産ラインナップが揃っております。近頃は北海道のニセコと並んでオーストラリア、ニュージーからの観光客獲得に成功し、新しい観光産業の形を成立させ始めている熱いエリアです。
たしかに白馬の大雪渓から流れ出る松川は、バックに日本離れした鹿島槍ヶ岳を借景にして、流れ出る透明な水と標高の高さを感じさせる河原の石の雰囲気によって、本場ニュージーやカナダの景色に引けを取りません。

ここは日本の山の代名詞的な場所だな。
と、感慨にふけりながら日頃の海ルアー思考回路を完全に停止させ、会社の同僚への北アルプス土産を探しておりました。

白馬まんじゅう、クッキー、せんべい、そば、野沢菜、山菜、きのこ、地酒・・・。
会社の方々向けに当たり障りのないものを、と選んでいると、misfish-toy氏がひとり声を殺して、しかし興奮を抑えられずに私を呼んでいます。

「baomiさん!すごいよ。 なんでだ? こっち!」
ただ事ではありません。

お土産屋の中を早足で移動し、その現場を確認しました。
店の奥に向かってクッキーコーナーを越え、地酒コーナーを越え、180度反転して隠れた棚を見ると、そこにはなんと全く突然にそしてマッタク脈絡もなく「シーバスコーナー」が出現したのでした。

?????! ??!?

これはどういうことなんだ?
imaの製品を中心に、びっしりと無数のミノーが掛かっています。
2枚の90オーバーのシーバスを持ったブツ持ち写真もしっかりとディスプレイされ、お店のやる気も感じられます。
釣りを知らない同僚が、その写真を見て「ここでこんなの釣れるのですか?」と致し方ないですが突拍子も無い質問を投げかけてきます。
「いや、この辺はヤマメ、イワナのはずだよ。これは海の魚のスズキです」と普通に説明をしながらも、まずは私の頭の混乱を沈静化させるのに全力を傾けました。

この突然の出会いに仕事中の私とmisfish-toy師は自分へのお土産を買ってしまいました。
もちろんここでしか売っていないものではありません。
しかし、「白馬ルアー」は今後愛着が湧きそうです。我々の釣りのスタイルで出番の少ないミノー類だともったいなく、ジグヘッド類では消耗品過ぎてあっけないので、しっかりと出番があり、大切に使えるジグにしました。「GUN吉30g」です。

お土産屋のご主人と話をすると、白馬から日本海へは50kmを切り、通える距離とのこと。
日頃の私の海通いの距離より断然近いことに驚きました。関東に住んでいる私にとって日本海はイメージされておらず、誠に勝手ながら通り抜けが出来ない山の奥地というイメージを作り上げておりました。
こういうところにも人の固定観念の頑固さを感じます。

海との距離は近くとも、そこは住民はやはり山の民。海ルアーが趣味の方は少なく、店も無い。道具を買うには松本まで行かねばならない。それは不便なので自分の店で仕入れてしまった。という顛末の様。

この出来事が、我々二人のこの日の仕事へのモチベーションを劇的に向上させたことは言うまでもありません。

おみやげ屋さんの片隅に・・・  【misfish-toy  baomi】_d0078105_108475.jpg

↑白馬でGUN吉!
by team-gyoshin | 2007-11-08 07:55 | 雑談・その他なんでもOK