チーム魚紳の壮絶釣行記。釣って釣ってつりまくれ!!自然を愛し、魚を溺愛。我らサカナのストーカー。こっちを向いてくれなくても、その背びれに向かってキャスティング!


by team-gyoshin
11月14日(水) 久慈川河口
文:baomi

「日の出の時間に現地で待ち合わせしましょう。」
と約束し、今回はgattyoさんと釣行。
お互い日の出よりずいぶん早く到着し、必然的に日の出前からしっかりと釣行となりました。

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昨日までのウネリが若干残り、河口にも形のいいエネルギッシュな波が入り込んでいく。
いつも沢山いるサーファーがこういう日に限って少なく、日頃波待ちに時間をかなり費やしているように見える彼らも不運なんだなぁ、とサーフィンをしたことの無い私は魚の釣れない自分と照らし合わせて勝手に納得していた。

この頃、シーズンが過ぎたイシモチの型は小さくなってしまったらしく、イシモチ師たちの数も少しずつ減ってきたようだ。

朝日と波しぶきに洗われた堤防上からルアーを投げ込み波と複雑な河口の流れを感じながらルアーを泳がせる。
今回から投入のパラマックス5インチ。gattyoさん実績のルアーで心強い。
相変わらず底にはゴミが多い。ゴミのたまっていない所を選んで通す。

そしてまだ朝日が色づいているころに

「 コン コン 」
おおおおお~この感じ!
と思う間もなく一気にテンションが掛かり、アワセを入れるとしっかりとした手ごたえが。。。

魚だ。魚だ。

引きはそう強くないが、紛れもなくヒラメ!緩めのドラグも鳴かないがこの引きはやはりヒラメだ!

とうとう
とうとう来てくれたのですね。私のところに。

水面に移った細身の姿に一瞬マゴチかと思ってしまったが、しかしやはりヒラメ。

気がつくとgattyoさんがタモを持って駆けつけてくれた。
そしてバラシ病重症患者の私を看病してくれるが如くしっかりとタモっていただいた。

興奮というより、なぜか安堵な気持ちでジンワリとした嬉しさが湧き出す中、体長を計ってみると38センチ。
ヒラメ未満でソゲだが、でも嬉しい。

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釣行始まってすぐの幸せに気を良くし、その後河口ランガンから始まり、新堤防へ。そしてまた河口へ。
さらに良好な雰囲気を求めて沖堤防へ。
超高速瞬間移動的ランガンを行ないたどり着いた沖堤防の潮は、いつぞやを思い出す釣れない時の“にごりカラー”。
釣れる経験値は少ないが、自信を持って釣れないと言い切ってしまう経験値は在庫が豊富である。

やっぱり河口かな。

というところで私は所用のためにタイムアップ。
今日はしっかりやれば釣れる気がする日なのに帰らねばならぬ。波がある時にそこにいないサーファーと釣れる気満々でも帰らねばならない自分をまたもや勝手にダブらせる。

帰りのクルマの中でgattyoさんから「ヒラメ50オーバーをバラす!」のニュースが届く。その後も数発の痛恨のバラシをくらってしまったとのこと。


あ~残念。。。
しかし完全ボウズを繰り返してきた私から見ればしっかりと口を使わせるところはさすがの一言。技術者だなぁ。
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# by team-gyoshin | 2007-11-15 02:52 | 河口
11月7日(水)
文:baomi

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今日はmisfish-toy氏と私は仕事で出張。
信州北アルプスは白馬へと参りました。長野オリンピックの会場になった“日本の屋根”の白馬です。
高速を降り、久々の信濃路に連なる盆地と稜線の紅葉を眺め、深まる秋の気配と近づく冬の証に吐息の連続です。
この頃目線は「海、海、海」が中心の我々ですが、目に飛び込む渓谷の瀬、渕、ダム湖もやはり捨てがたく、あそこはヤマメが居そうだな、水面を広く眺めていればどこかでライズが起こらないかな?なんて他の同僚には気づかれないように熱い視線を車窓の外に投げかけるのでした。

午前の仕事をきっちりと行い、昼時に一軒のお土産屋に立ち寄りました。
白馬といえばもちろん観光地。しっかりとしたお土産ラインナップが揃っております。近頃は北海道のニセコと並んでオーストラリア、ニュージーからの観光客獲得に成功し、新しい観光産業の形を成立させ始めている熱いエリアです。
たしかに白馬の大雪渓から流れ出る松川は、バックに日本離れした鹿島槍ヶ岳を借景にして、流れ出る透明な水と標高の高さを感じさせる河原の石の雰囲気によって、本場ニュージーやカナダの景色に引けを取りません。

ここは日本の山の代名詞的な場所だな。
と、感慨にふけりながら日頃の海ルアー思考回路を完全に停止させ、会社の同僚への北アルプス土産を探しておりました。

白馬まんじゅう、クッキー、せんべい、そば、野沢菜、山菜、きのこ、地酒・・・。
会社の方々向けに当たり障りのないものを、と選んでいると、misfish-toy氏がひとり声を殺して、しかし興奮を抑えられずに私を呼んでいます。

「baomiさん!すごいよ。 なんでだ? こっち!」
ただ事ではありません。

お土産屋の中を早足で移動し、その現場を確認しました。
店の奥に向かってクッキーコーナーを越え、地酒コーナーを越え、180度反転して隠れた棚を見ると、そこにはなんと全く突然にそしてマッタク脈絡もなく「シーバスコーナー」が出現したのでした。

?????! ??!?

これはどういうことなんだ?
imaの製品を中心に、びっしりと無数のミノーが掛かっています。
2枚の90オーバーのシーバスを持ったブツ持ち写真もしっかりとディスプレイされ、お店のやる気も感じられます。
釣りを知らない同僚が、その写真を見て「ここでこんなの釣れるのですか?」と致し方ないですが突拍子も無い質問を投げかけてきます。
「いや、この辺はヤマメ、イワナのはずだよ。これは海の魚のスズキです」と普通に説明をしながらも、まずは私の頭の混乱を沈静化させるのに全力を傾けました。

この突然の出会いに仕事中の私とmisfish-toy師は自分へのお土産を買ってしまいました。
もちろんここでしか売っていないものではありません。
しかし、「白馬ルアー」は今後愛着が湧きそうです。我々の釣りのスタイルで出番の少ないミノー類だともったいなく、ジグヘッド類では消耗品過ぎてあっけないので、しっかりと出番があり、大切に使えるジグにしました。「GUN吉30g」です。

お土産屋のご主人と話をすると、白馬から日本海へは50kmを切り、通える距離とのこと。
日頃の私の海通いの距離より断然近いことに驚きました。関東に住んでいる私にとって日本海はイメージされておらず、誠に勝手ながら通り抜けが出来ない山の奥地というイメージを作り上げておりました。
こういうところにも人の固定観念の頑固さを感じます。

海との距離は近くとも、そこは住民はやはり山の民。海ルアーが趣味の方は少なく、店も無い。道具を買うには松本まで行かねばならない。それは不便なので自分の店で仕入れてしまった。という顛末の様。

この出来事が、我々二人のこの日の仕事へのモチベーションを劇的に向上させたことは言うまでもありません。

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↑白馬でGUN吉!
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# by team-gyoshin | 2007-11-08 07:55 | 雑談・その他なんでもOK

2度の愕然!  【baomi】

11月1日(木) 日立沖堤防→久慈川河口

前日の夜、会社でmisfish-toyさんからあるものを手渡されお願いをされる。
「明日の釣行、これをよろしく!」
人目をはばかる様に渡されたそれは、なんと“水温計”だった。
今までいつも心に引っかかっていた海水温度。
計らねば、知りたい、何かヒントが。と思いながらも薄目の横目でやり過ごしてきたこのファクターにとうとう手を出す時が来た。

左手に水温計、右手でがっちり握手を交わし明日の釣行任せておけ!と胸を張って彼と別れたのだった。

これが釣りの麻酔力の核なのかもしれないが、根拠なくとも明日は絶対釣れる気がする。台風明けて海が平穏に戻り、誰も訪れなかった海に立つのは私!。シケに魚は腹をすかせ、そこに通りすがる私のルアー!
勝手な想像に夢は膨らみ、生まれた妄想は確信へと進化し、寝る間際の半分夢の映像は、ヒラメがかかる瞬間の喜びばかりが浮かんでくる。
まぶたの後ろで15匹ほどのヒラメを釣って歓喜の声をガマンしつつ、16匹目で眠りについたのだ。

たった1時間半しか寝れなかった。
しかし、最高の気分で渡船に乗る。
今日はお客が少ない。1番船には蛸つりの方々5,6名以外には私だけ。ヒラメをルアーでなんてマイナーな、と言われているようだが、それも追い風、ライバルは少ないにこしたことは無い。

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↑ああまたもや気合の1番

上陸後、早速水温を計る。
去年の今頃は16,9℃の日が続いていたと日立FCのホームページに書いてあったが、今年はどんなもんだろうか。ラインの先の温度計を静かに海水に沈める。気温は10℃ほどだった。水面から引き上げ目盛りを見やるとなんと予想をはるかに超えて19℃に達していた。

計り方が悪いのかもしれないが、ちょっと高すぎやしないか。
異常気象は大きく海に影響しているのではないか。そんな心配をしてしまう数字だ。

今年のヒラメの不調は水温にあり。

データが一つ増えると言い訳が一つ増えてしまう。あ~情けない。今日はそうなりませんように。

だが、水温系からジグヘッドに変えて投げた第1投は悪夢への幕開けだった。
実績ポイントを丹念に探る。ここであの時釣ったなぁ。こんなアクションしていたなぁ。そんな思い出を反芻しながら延々繰返されるキャスティング。
重点ポイントを攻めたあとはランガンを開始した。
南から始まり中央に向かう。途中交差する蛸の方々も今日はあまり良くない様子。名人達も力任せにリールを巻く姿が見られない。
釣り師が少ないので、完全虱潰しにじわりじわりと横移動で攻めることができる。途中目標となる中央付近が全然近づいてこないので少々焦ってきたが芋虫になったつもりでジワジワ作戦を続けてみた。

今日は堤防間際での漁船の操業が多い。30分に1回はぐるりと回って「ガランカランガランカラン」と網が落とされ、横に長く引っ張っていく。突然目の前に網の壁が出来てしまい、その間はジワジワ作戦も中止を余儀なくされ、仕方なく足元だけを丹念に探って時間を稼ぐ。
それも効果なし。

5:30過ぎに釣りを開始してから6時間。あっというまに11:30になり、中央付近まで駒は進んでしまった。その間アタリは全くなし。フグの噛み跡2回以外はなんのコミュニケーションもなかった。
気づくと蛸釣りの方々もいつの間にか帰ってしまった。この人気釣り場に私一人。それだけで贅沢だ。

昨日の妄想は何だったのか?脳内で既に釣りすぎてしまったのだろうか?
ボールにじゃれつく子犬のテンションが、今は水をかけられ庭の隅で震えている心境。
おめでたい脳みそよのう~、と一言つぶやきジワジワ作戦終了。
おにぎりを頬張り3分で昼食を済ませ、今度は中央付近の重点ポイントを丹念に攻める作戦を開始した。
今までとアクションを大幅に変え仕掛けもジグヘッドからテキサスリグへ。根の周りを攻める攻める。
アイナメでもいいから食ってくれぇ~と哀願しながらキャストを繰返す。

釣り開始から7時間が経った。その間ほぼ集中力が切れることはなかった。やれることはやった。
「あんた頑張ったよ、えらいよ」と自分と言う他人を心の中でねぎらい、明鏡止水の心境で竿先を見つめ、キャストを続けていた。

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↑だれも居ない沖堤防。小雨降る中灰色の海で7時間。アタリなし。


だが、しかし、である。

ルアーが水中で弧を描いている瞬間。
ドン。
ドド怒努奴ドドン。!

来たー!!
ここぞのタイミングであわせを入れる。

大排気量単気筒エンジンのようなトルクフルな引き!ドンドドドンと上下に叩く。
間違いなくヒラメ!

「ヨッシャー!ヒラメぇ~!!!」と低い声で心のなかで叫んだ瞬間。


スポッ!!!!

!!!!!!バレタ。

バレタと言うより、しっかりフッキングさせられなかった。
あっけなかった。
あ~テキサスリグの恐ろしさ。
アワセの技術と運に完全に支配される。

下手っぴの私にはこんなもんだ。はぁ~。

放心しかける。
しかし、まだ、まだ食ってくる可能性はある。そこにヒラメはいるのだ。
そこにいる、そこにいる。と思うと竿を振らないわけにはいかない。

それもつかの間、投げる度に冷静さがもどり、ショックも沸いてくる。

結局ワンチャンスだった。


風と雨が降り始め、ちょうど来てくれた船に乗って一目散に下船。
クルマに余計な荷物を置いて今度は河口に向かって歩き始めた。
ノシノシ歩く。

前回のGATTYOさんが2匹連続上げたポイントへ直行。運良くイシモチの方々がそこにはいない。
今回も状況が似ている。迷うことなくGATTYOさんから学んだ方式で攻めてみる。
パラマックスを持ち合わせていない私はバス用のゲーリーヤマモトのグラブで代用。試してみると非常に良い感じ。
河口の流れを掴む感触が心地いい。

前回との違いは底のゴミの量。台風が過ぎてゴミが増えた。
時たまフックに鮭の皮が引っかかって上がって来る。

河口で始めてわずか30分後、ルアーにコツコツと感触が、少しタナをきって水流を感じ、停止したままテールで誘い待ってみる。

ゴンゴンと鈍く動き始めた。今度こそ!とアワセを入れて戦闘開始。
「うまく行ったぁ~お願いバレないでぇ~」と安堵しつつも祈りながらリールを巻く。

瞬間的な暴れをいなしていればそんなに強い引きではない。
その調子その調子。魚の姿はそろそろかぁ~?

で、

「プツンッ」

リーダーが切れた。

このときばかりは日頃信じない占いを少し信じた。
会社のおせっかいな同僚曰く、私は今年“大殺界”なる最悪な運気だとのこと。
何のことやら、と思いながらも、こと釣りに関してはそんな妄言も信じてしまう。

心弱き釣り人(私)はデータを好む。データは自己流の占いかも。

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↑沖提での根周り攻撃で裂けるチーズ状態になっていた。詰めが甘すぎです。
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# by team-gyoshin | 2007-11-03 01:41 |
10月24日(水) 大洗沖提 → 日立新提

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突如の釣行にgattyoさんをお誘いして新規開拓を決行。
去年はヒラメの当たり年とは言え、釣れて釣れて仕方がなかったという噂の絶えない「大洗沖堤防」へ。
今年のヒラメはどこも渋めの話が多く、開高健さんの表現を借りると「釣り人は過去と未来の話しか存在しない」の通り、「あの時はすごかった。すごい釣れた」「行けば釣れる」しかし行ってみればそんなことはなく、「こんなもんか」の連続、連続。
大洗沖提にその教訓の例外を求めて夜明け前の大洗港に待ち合わせとなりました。


初めての場所は何かと勝手がわからない。実は今回、渡船の場所やら時間やらの全てをgattyoさんに調べてもらい、いつもの調子で現れた私。非常に申し訳ないと思いながらも甘えきってしまった。
しかし、こんなオッサンに甘えられて嬉しくないgattyoさんも初めての場所の事情の暗さは共通の問題、来てみたら確かに二人そろって渡船の場所がよくわからない。
堤防で夜釣りの人、今からの船出に興奮している人、あらゆる釣り人がいる中、渡船?という空気のベテランさんをgattyoさんが目ざとく察知して、すかさず教えを乞うたのだった。

場所が変わればシステムも違う。停泊しているものと思っていた渡船の船は岸壁に無く、何も無い場所で待っていると現れると言うのである。また、港でも沖堤防でも船への乗船下船は梯子を使い、荷物運びはだれかれも無く皆で仲良く協同作業。
その場で刻々と明らかになる様々な状況が、ただでさえ毎回緊張する“上陸作戦”に追い討ちをかけてくる。しかし同時にワクワクもする。

慣れない身のこなしで同舟の皆さんに迷惑を掛けないのが精一杯だったが、まずは難なく釣りを開始。
目の前には噂に聞いていた生簀が広がり、そのかなり手前をルアーで攻めてみる。

釣りをしながらふと気がついた。
「初めてだから」というだけのことかもしれないが、見ず知らずの釣り人とだれかれもなく進めた共同作業のおかげで心はいつもより温かい気がする。非常に極端な言い方をすれば釣り人の仲間意識さえあるような気がするのだ。
ややもすると釣り師はその欲がエゴを丸出しにしてマナーを乱す。
自分の釣り場確保のために強引に隣人を邪魔をしたり、皆のものである水面を自分のものであるような振る舞いをしたり、一定の位置で釣る投げ釣りと歩き回るルアーとでは衝突も起きやすい、両方やる人には両方の気持ちがわかるかも知れないがそうでない場合もある。ゴミの放置に至っては無差別に他人に行なわれる嫌がらせの連続だ。
お互いがお互いを学ばねばいけないが心の壁がそれを阻む。
この渡船の共同作業は強引に心を近づけるいい機会なのかもしれない。世の中本来は当たり前のはずの支えあいをまず最初にしなければ釣りが出来ない環境というのもいいものかもしれない。
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話が脱線してしまった。実釣報告に話を戻そう。
すこし潮は濁り気味だが、釣れないほどではなく、さらにチビイワシたちが岸壁から10mの範囲でそこかしこに群れている。
蛸釣りのおじさんは45分に1匹のペースで蛸を手繰り寄せ、投げ釣り師の置き竿にはイシモチ、アナゴが食らいつき、ウキサビキはアジが群れの通過とともに忙しくなる。
いい雰囲気なのだ。
イシモチを上げていたおじさん曰く、「釣れすぎで疲れた!」とのこと。なんと素晴らしい疲れ方!!
さらに昨日、おとといとヒラメも連続で上がっているという。

私もgattyoさんも初めての土地。まずはいろいろやってみよう。と日頃より徹底的に調査をし続ける。
ルアーを変えて動きを変えて想像できるかぎり全ての試みをトライする。
が、しかし我々の竿はしならない。途中テトラの間からアイナメが食ってきたが、ランディングでテトラにぶつけてバラシてしまった。残念。

北から南まで一通り攻めてみたところで二人ともギブアップ。浚渫工事も近くで行なわれており、ヒラメ狙いには今日はちょっと違うかも。また今度だね、と帰りの船に乗り込んだ。

釣り過ぎであがる人。釣れなくてあがる私たち。だいぶ違うけど仕方が無い。


陸に上がって、まずは腹ごしらえ。箸を動かしながら釣りの話やら世間話やら。しかし、二人とも釣れなければ次を考えている。どちらからともなく次の候補を出し合って、協議の結果日立新提へ夕マズメ狙いで駒を進めることに決定した。大潮の下げ2分あたりでちょっと流れは強くなり始めるころだけど、水位があれば釣り辛いことも無いだろうという読み。

新提に行く前に手前の久慈川河口からランガンしようということとなった。
久慈川河口といえば私にとっては1ヶ月ほど前に良型のヒラメをバラシた記憶が新しい。なんとか雪辱と行きたい。しかしその ポイントはイシモチ師が陣取って投げられないので20㍍ぐらい離れたところからキャストし始めた。
準備の早いGATTYOさんは既に投げている。遅れて私がキャストする。私は縁起を担いでこの間のヒラメの噛み跡が残っているルアーを使い始めた。足元には悠々と今から遡上を始めようとしている鮭が群れで通り過ぎていく。反射神経で口先にルアーを通してみるが見向きもしてくれない。波のある半分海の河口でも、もう鮭は遡上モードになっているらしい。餌への興味は無いようだ。

と、まさしくそのタイミングでGATTYOさんから「タモーお願いしまーす!」のお呼びがかかった。
あっという間にマゴチ登場。
なんという早業。
そしてきっかり30分後、今度は水面から本命ヒラメを引きずり出した。
釣り始めて1時間で2枚ゲットのGATTYOさん。
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むむむ むむむ むむむ 釣りたい゛~ むむむ ~
目が血走り、鼻息が乱れ、リーリングが早まってしまう。ということは無いが隣でバカスカのGATTYOさんとシーンの私とでは、それは心中察することになっている。というより未熟な自分にがっかりモード。
状況を分析し、情報を総合する。それを完璧に実施していくGATTYO さん。すごい。しかももちろん結果付。

夕日に光り輝くGATTYOさんはまさしく後光が射していた。

ああ、釣りに行きたいと思う書斎の私。

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↑文字通り、後光が射しているGATTYOさん。
戦略の緻密、合理性。勉強になりました。
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# by team-gyoshin | 2007-10-25 02:42 |
ワークデスクの上に、カレンダーがある。そこには、青い蛍光ペンでチョンと印があるのだが、これは仕事とはまったく関係なく、あることを意味するものだ。それは、ITフィッシャーマンになりつつあるBaomiさん分析による絶好潮マークなのだ。10/15-17の三日間がまさにその日。
行かなければ! 15日、Baomiさんも都合がつくということで前回のリベンジもあり釣行決定!! 
今度こそ釣るぜ!

前日は宿泊の仕事。帰宅も遅くなり、疲れもある。予定では朝一の5:30の船で沖提にいくことになっている。朝の弱い俺はちょっと不安・・・なんて思っていたら、なぜか目を大きくぎょっと開いた児島よしおが頭の中に現れ、「そんなの関係ない!そんなの関係ない!」と気分が多少悪くなる幻想に襲われ(そうとう疲れてたんだろうと思います)、俺は大きな魚(ぎょ)を釣るのだ!と意味がわからないが、意気込みが出てきて、ぎりぎりで何とか目が覚めました。その時それは夢だったのだと気づきました。

日立港に到着。やばい!船が出そうだ。慌てて船チケットを購入し、何とか一番船に滑り込みセーフ!船上にはタコ釣りのおっさんたちが15、6人くらい乗っていて満席状態。夜明けすぐのグレーの空のもと、波に揺れながら弾むおっさんたちの釣りの会話は少年のようであり、寒さを忘れさせる温かさを感じた。よしおに侵された悪夢がうその様である。

沖提に到着。今日はいつものBaomiさんと共に、Gattyoさんと初釣行。Gattyoさんは独自のアイデアと研究で数々のヒラメ&マゴチを釣り上げているチーム魚紳、憧れの釣り師なのです。船上では離れていて挨拶できなかったが、堤防についてご挨拶。(お会いできて光栄です)それぞれマイベストファーストナイスポイントに分かれてレッツフィッシュ!

昨日はほとんど準備ができず。本日スペシャルルアーは作成できなかったので、前回使ったブレードつきフックでまずはキャスト。よろしく頼みます!と願いを込めて。
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・・・・
・・・・
・・・・
無反応
(色がわるいのかな。きっと やっぱ赤じゃなくて白でしょ。)
・・・・
・・・・
無反応
(巻くのが早い?ゆっくりかな。今日は)
・・・
無反応
(いやいや今日はファーストリトリーブ&ストップフォールだ)

だんだん気が短くなり、今日はおそらく食い気がないのだと、釣ったこともないのに勝手に解釈し、仕舞いにはシーバスがそろそろ釣れるはずだ!と勝手に決めつけ、外海に向かってバイブレーションルアーをビューーーーーーーン!!
・・・・・
まだ早いんだよシーバスは・・・と早期自己敗北容認

うーーーん釣れない。やれやれだぜ。どうしようかな~と内海、外海交互に投げながら沖提を北上。そろそろ腕も疲れてきたので、ここからは座ってのんびりやろうと、内海メインに切り替えた。うんともすんともいわないので、ルアーは1つ小さめのピンク色でゴールドブレードを装着し、気分一新。

この辺は前回Baomiさんがスーパーバカデカマゴチ君をばらしたあたりかな~と思いながら、底をゆっくりゆっくり探る。

「ググッッ」

!!!!!当たりか?
「グッッ・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・」
???????
「・・・・・・・・・・・・」
あれ?
「・・・・・・・グッ・・・」
んんんん???
(たぶんきっとおそらく当たりだ!それにしてもこんなに地味にくわえられたらいくらエコギアとはいえルアーだってばれちゃうよな~)
「ググググ・・・・・」
テンションを張りつつ様子を探る。正体はわからないがくわえてるのは確かだ。
(吐き出されたらおしまいだ。いけるんじゃないか!

それ!!!

「ス~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~」

しまった~~~~~早すぎた~~~~~~~~くそ~~~~~~~~~!!!!!
しかしあきらめない!もう一度だ!もう一度奴の鼻先に通してやる!!!
失敗はあせった事だ。今度は十分食わせてからだ、そうすればきっと!

「ググッッ」

!!!!!きた!!!!
「グッッ・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・グッ・・・」
いるぞ!
「・・グッ・・・・・・・・」
(ルアーってばれるなよ)
「・・・・・ググググ・・・・・・・」
(なるべく生きているように演出しなければぜったいにばれてしまう。むむむ、どうすれば・・・・そうだ!あの業があるではないか。それは・・・・・鬼シェイクだ!プルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプル・・・・・・・・・生きてるんだぞ生きてるんだぞ!ガブっていかなきゃ逃げちゃうぞ!!!!と念じながら、逃れようとするベイトフィッシュアクション!)
「ググググググ・・・・・・ググググググググッッッッッッググツ・・・・・」
「・・・・・ググググ・・・・・・・」
いい感じだ!ゆっくりとロッドをあげると重さがしっかりとラインを通して伝わってくる。
「・・・・・・・・・・・・」
張ったままのライン、そして緊張感・・・・まだだ・・・まだがまん・・・
「・・・・・・・グッ・・・ググググググググググググーーーーーーーーー」
竿先が海面方向に綺麗なRを描いて動いた。いまだ!!!

フィーーーーーーーーシュ!!!!!フッキングした。

リールを巻く手、踏ん張る足は小刻みに震えていた。久々だ!久しぶりすぎる手ごたえ。水面に魚影が現れる。
「マゴチくんだ!!」
大きさはそれほどでもないが、初マゴチ!逃すものか!
左手で玉をもち、ランディングを試みるが、ぎりぎりで届かない。
(あわわあわわ)
今思えばお粗末極まりない玉網さばき。
え~~~い引き抜いちゃえ!っと思ってあげてみると楽にあがっちゃいました。
便利な道具があるとついそれを使わなければという風に体が動いてしまうが、そんな必要はぜんぜんありませんでした。
今の世の中そんなものが多すぎる気がする・・・・・って話はそれましたが、無事マゴチゲットです!イェイ!!
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その後今度はヒラメだ!っとねばりましたが残念ながら音沙汰ありませんでした。

帰りの船の時間も迫ってきたころ、撤収しようかな~~と思って荷物をまとめ始めると、Baomiさんがジグを投げ始めた。あきらめない気持ち、魚ストーカー、さすがだ!!!

「バシャッ!!」「ギラッ!!」

!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なぬーーーーーーーーーーーーーーーーーー

いままで静まり返っていた水面に突如!水しぶき!!!!!
来た!Baomiさんがあわせる!!
「あ!!!ばれた~~~~~~~~~~~~~~」
おしい!おしすぎる!水中から見事引きずり出した魚は、無念にもまた水中に戻ってしまった!
だが、ここで一気にGATTYOさんも、Baomiさんも、俺もまた新たな期待にとりつかれ、“朝まづめ”ならぬ“船まづめ”に怒涛の攻め!
「来た!」
今度はGATTYOさんだ!!ロッドがしなる!!
「なんだ!?なんだ!?イナダだ!」
「スゲーヤッター!!!」Baomiさん玉網でランディング!
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見事GATTYOさんイナダフィーーーーーーーシュ!!!かっこいい!!!

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こうなると後はBaomiさん!やっべ~~~~ボウズか~~~~~~~ッというプレシャーがのしかかる。
船が来るまであと数分。ロッドをあおりジグを巻く。
「ゴンッッッ!」
「来た!」ロッドがこの字に曲がる!
「ドラグドラグ緩めて」っとGATTYOさんの的確なアドバイス。
「ギューーーーン」ドラグが唸る。
水面を魚影が走る。
「バシャバシャバシャバシャバシャバシャ」
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今度はGATTYOさんがランディング。
釣れたのはプリプリソウダガツオ!
すげーすげーー!!すげーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
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その後まだまだいける!!っと思い、一本船を遅らせましたが釣れませんでした。
久々のボウズ逃れで最高の日でした。
帰りはGATTYOさんお勧めのラーメン屋さんで腹ごしらえ。厚切りチャーシュー味噌ラーメンはボリューム万点うまかったです。それから釣り上げたマゴチは、刺身もいいけどあら汁も最高だよって教えてくれたのでうちに帰ってつくってみました。刺身はプリプリ、あら汁は臭みもなく最高でした。まいう~~~~~~~~。
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GATTYOさんいろいろありがとうございました。また行きましょう!(misfish-toy記)

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↑ソーダは竜田揚げでいただきました。サクサクじゅわっと旨かった。(baomi記)
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# by team-gyoshin | 2007-10-15 19:43 |
10月1日(月) 日立沖堤防
文:baomi

misfish-toy氏といつもどおりの興奮釣行。
前回の「ヒラメ見す見す逃げられ事件」のあとなので、気合は入るが海が心配。
濁りは?うねりは?久慈川の影響は?と気がかりなことだらけだが船が出るとなるとリアクションバイトで渡船券を買ってしまうのが釣り人魂、というか性でもある。

目の前の第5埠頭に係留されている船たちが、いつもより上下に揺れているのが気になるが、準備万端目指すは沖提。風はそんなに無いし、大丈夫じゃないのか?と脳みその奥深い部分だけで物事を考えてそそくさと船に乗り込んだ。
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↑気合の1番

到着してすぐ、「やっぱり・・・」の状況に周囲の釣り人たちと溜息をもらす。
「にごりあるねぇ」
「うねりあるねぇ」
「だ~めかなぁ」
ロコ蛸釣り師の聞こえてくるファーストインプレッションはそんな困った感想ばかりだった。

蛸釣りも濁りが大敵と聞くが、そこはヒラメマゴチ狙いのこちらも同じ、今まで何度も濁りを言い訳にしてボウズ病を治療してきた事実を思い出す。
あらためてまだ辺りが暗い中海を見つめてみる。外洋のうねりは堤防上に波を被らせるほどだが内側に茶色い海水を吐き出すほどでは無いようだ。前回四平と来た時のアマゾンもしくは黄河の色に比べればクリアと言っていい。さらによーく目を凝らすと5センチ強のベイトがそこかしこにいる。そしてそれを追ってサバの大群が悠然と泳ぎまわり、時よりナブラを発生させている。

何をやっても釣れない、釣れる気がしない、魚自体がいないのでは?フグの噛み跡にも憧れる。そんな状況に比べたら十分十分、やる気が掻き立てられるのだ。

さっそくお約束の「今回の目玉ルアー」をお互い見せ合い、大爆笑してテンションを上げる。どう考えてもこのオッサン二人は陽気な釣り人だと思う。ちょっと変かもしれない。いつも周りに人はいない。平日だからか。

めいめいオリジナリティあふれるルアーで釣り開始。
今回はまず前回濁りで手も足も出なかった教訓を活かしスーパーアピールのルアーを投入する。
スピナー付のジグにさらにブレードを追加し、そしてなんとジグヘッドを一番下に装着する。羞恥心のかけらもないルアーである。前回五平氏がバス用のスピナーベイトでマゴチをかけたので、であるならば濁りの強い時にはこれくらい許されるでしょう。と、情熱的になってしまった昨夜に発明してしまった。一夜明けるとポッっと頬を赤らめてしまうが、ラインには結ぶ。気に入っているのだ。

どうもこのルアーは水流が良くない。ブレードをキレイに回すにはコツが必要で、おそらく海底ではいまいちな動きをしていそうだ。ロッドに伝わってくる振動も良くなったり悪くなったり。改善策要検討である。
昨夜の想いをさっさと諦めて、いつものルアーに切り替えた。完全無欠の“GattyoSpecial”である。

こちらもちょっといじってみた。前回の噛み跡事件があまりにも悔しかったので、トリプルフックのアシストをつけたのだ。泳ぎの妨げにならないようにワームのおなかの辺り、メインフックのすぐ後ろ約5㍉に設置している。プラモデルを眺める子供のようにそのルアーを下から眺めると魚のヒレのようでなんだか釣れる気がする。
これで、フッキング間違いなし。しかし、ネガカリも間違いなし。
もったいないので釣り場を慎重に選んでキャストしよう。

と、その時、少し離れたところでキャストしていたmisfish-toy氏がルアーがかじられたと言って戻ってきた。フグにかじられたのだろうと高をくくって覗き込むと、その噛み跡はまさしく希望の噛み跡だった。
「これおそらくヒラメだよ。」
私は自信を持って言う。もちろんフグではないし、この歯の並びはヒラメにそっくりだ。俄然希望がわいてくる。

その後さらに彼のルアーがズタズタにされて上がってきた。それは先ほどの希望の噛み跡とは全くちがう巨大なくちばしでかじられた悪魔の噛み跡だった。
「なんだこれ?」
「フグにしてはでかいね」
「アタリはあるけどフッキングしないんだよね」

希望と不安が入り混じる中、今度は私にアタリが来た。底でシェイキング気味にルアーを泳がせていた時だった。
なんだ?なんだ?と言いながら水面を見つめると奥でギラッと光る。「フッコ?カンパチ?おお あの色はカンパチ?」。その瞬間丸い純白のおなかがまぶしく光る。

なんてこった
「デ、デカフグだ」

初めてこんなにでかいフグを釣った。しかも色が美しい青物っぽいカラーリングなのがにくい。
先ほどの嘴の持ち主はこいつだったのだと合点がいったが、がっかりもした。

まずはアシストフックの効果は絶大だ。とちょっと嬉しく思う。


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↑見慣れたフグと大きさがちがうのでびっくり

このフグ騒動でテンションは上がったような下がったような。よくわからない気持ちを抱えておのおの散った。たまに来るサバの群れに心惑わされジグを投げた瞬間もあるが、いやいやイカンとまたルアーを元に戻したり。この脆弱な精神がつれない理由なのだとよく理解しているが、「見えないヒラメよりナブラのサバ」となってしまう、そんな私は非常に人間くさい、と呆れてしまう。


このままフグで終わるのは前回のヒラメ事件の勢いを殺してしまう。何とかせねばと色々考え場所を選び攻め始めた。ここという場所でランガン開始。蛸釣り師や餌釣り師達の雰囲気を見ながら釣りを続ける。
少し時間が経ち、集中力のきれかかった時にアタリが来た。
こういう突如のアタリは非常に鮮明に覚えている。
引きはそんなに強くない。素直に上がってくる。「ソゲ?ちびマゴチ?」それにしても素直に上がってくる。
水面に出てきたのは非常に意外な彼だった。

「マトウダイ」。

なんで?船でしょ普通。
隣にいた蛸釣り師も珍しがってくれる。刺身がとてもうまいと羨ましがってもくれる。
そして普通はヒラメ釣りの外道だとも教えてくれる。
一見うまそうに見えないこの魚。口が伸び縮みして折りたたみできるようだ。
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↑珍しいことも海釣りの楽しみ。

ヒラメ釣りの外道という言葉にさらに血圧を上げキャストの精度もヘタクソな私にしては調子がいい。
マトウダイポイントから10m移動したところでまたもやかすかなアタリ。遠投して着水してからまだ3回ぐらいしかリールを巻いていないところでのアタリは非常にかすかでさりげなかった。びっくりアワセをせずにさらに誘う。ゆ~っくりうまそうに、ブレードが回るギリギリの速度で。

コツンと来た。ラインが張る。同時にしっかりとアワセをする。さらに全身でアワセを追加。
戦闘開始だ。

まず最初は素直にリールが巻かせてもらえた。ノソーとした感じでまたマトウダイ?なんて思いも頭をよぎった。しかし5m移動すると彼は本気で戦い始め、驚きと同時に嬉しさがこみ上げてきたが、この時正直言うとその重さに戦慄が走った。

「おおおおお重い!」

相手の力をいなしながらここと言う時に巻く。しかしリールのハンドルが三角形にしか巻けない。
これはヤバイ!
正直言って経験したことの無いものだ。ふとトラウトロッドで70オーバーの鱒を掛けたときを思い出した。あれは芦ノ湖だった。でもそれ以上。

この辺がど素人の私のこと。ドラグの調整なんてアドレナリンだらけの脳みそには思いつかなかった。以前ソーダガツオの時に一本釣りのように引き抜いたのでかなりにキツキツにしめたまま。これを後ほど悔やむことになる。

ドラグにはまったく気づかなかったが魚の向きと竿の方向には私にしては気を配ったほうだった。
残り15mでまたもやかなりのやり取りが発生し、ここまで来ると祈るような気持ちになっていた。

水中にシルエットが見えた。距離感がわからない。ヒラメか?なんだ?

やっとのことで水面に姿が現れた。
その姿を見て鮫だと思い込んだ。

「デ、デカすぎる」
どうしよう。デカイ鮫だ。

しかしよく見るとそれは驚くべきことにマゴチだった。
バカデカいマゴチだ。今までに見たことの無いデカマゴチだ。

急いで30m離れたところの蛸釣りの方に援助をたのむ。
「すみませーん!タモ!網お願いします!!」
こっちを見て微笑んでくれた。大丈夫だろう。

もう一度マゴチを観察する。上あごにメインのフックが刺さり、横にトリプルフックが刺さっている。これなら大丈夫だ。しっかり釣ってやる。

しかしデカイ。 私には身分不相応だ。

もう一度援助を依頼した蛸釣り師の方に目を向ける。気配を察したのだろうか、こっちを見てまた微笑んでいる。
「????????!!」
通じていない。
私は人とのコミュニケーションに淡白だ。苦手といえる。この性格をうらむ。
もう自分でやろうと決心してしまった。お願いをして、もしランディングに失敗したらその人に悪いじゃないか、なんてお人よしな気持ちも頭をもたげる。
どちらにせよ助けは諦めた。

巨大マゴチもだいぶ疲れてきたようだ。全盛期よりも暴れる時間が短くなってきた。しっかり弱らせて臨むタイミングにも達してきたようだ。

網を用意する。片手になった。悪いタイミングで魚が暴れ出した。ロッドを持つ左手に渾身の力が入る。すごい重みが突然かかった。
と同時にロッドが真っ二つに折れてしまった。ラインがゆるむ。岸壁に触れた瞬間にテンションが無くなった。

しっかりとロッドに力を入れた時に波のいたずらで魚が宙に浮いてしまったのだろう。
自分の不甲斐なさに溜息をつく。

2週連続でへたり込んだ。
しかし気がつくと足が少し震えている。恐怖ではなく純粋な興奮に体が反応している。折れてしまい出費のかさむ竿を眺めてみたが、どこか清清しい。


勝手な理屈だが、食べてやることができずに口にフックをつけたマゴチに申し訳ないと思う。


その後一気に波が大きくなり、外洋から茶色の濁り水が流入し始めた。
前回のバラシ、今回のバラシ、少しだけ魚への距離は縮まった気がする。漸進だが。

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↑折れた際にガイドも曲げられた模様

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↑マトウダイを刺身でいただく。
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↑これはうまい。うまい刺身だ。記録更新!




◆番外編
↓恐怖のスーパーアピールルアー通称「こいのぼり」
  水流のバランスを検討中。そしてさらにアピール度を増す予定
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↓一晩あけて翌日。悔しさがこみ上げてきた。
  ダンボールでマゴチを作って離れて眺めて大きさの検証。
  baomi 「これより絶対でかかったよ。下手したらあと10cm」
  misfish-toy「これだよ。誰も見て無いもん。証拠無いもん」
  baomi 「本当だって嘘つかないよ。蛸釣りの人が見てたよ」
今どきの小学生のほうが高等な会話していると思う。
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これからも楽しく釣りして行こうと思う。
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# by team-gyoshin | 2007-10-03 03:24 |
前編からの続き

久慈川河口に到着。後悔しないようにラインシステムを組みなおす。
ヒラメマゴチの装備だけを持って釣り場まで移動。驚いたことにイシモチアングラーが数多く竿を出しており、場所を選べる余裕はほとんど無し。空いているところを探してキャストを始めた。

少し投げて底の状態がすぐにわかった。底にはおびただしい量の草や藻類がゴミとなっている。上流から流されてきて、ミネラルに戻ろうとしているそれらの草は、ネガカリさせるようなことは無くルアーに引っかかって動きを止める程度の邪魔をする。
最初の10数投は毎回のゴミで釣りにならなかった。

繰り返しているうちにコツが身につき始めた。川を輪切りにすると真ん中が盛り上がり、手前の岸壁が深い絵となる。それらを想像しながら、うまい具合に着底せずに底ギリギリから1mぐらいまでを泳がせることができ始めた。
足場が水面から6m以上の高さにあるためルアーを浮かせるのは比較的楽だが、風と河口独特の流れが思い通りに釣りをさせてくれない。

もういい加減釣りたい。釣りたいのである。そう思うと集中力が湧いてくる。

空いている場所を探してはキャストすることを繰り返す。その場その場で地形は違うのでゴミをつけない釣りに到達するまで集中して実験を繰り返し、納得するとまた移動。
その繰り返しを続け、他の釣り師がいないところに来た時、突然の反応が起こった。

30㍍あたりに水中が盛り上がって馬の背状態になっているところがあった。ルアーがその頂に近づく瞬間がねらい目と確信し、その向こう側にルアーを投げ込み頂上目掛けて引いてくる。何度目かの挑戦でルアーが引っ張られた。突然ルアーが動かなくなってしまった雰囲気は私に根掛かりかと思わせた。その結果激しいアワセというよりも少しノソーッとしたアワセになってしまい、一瞬ギュンとロッドがしなったところでルアーが開放されてしまった。

あっ!と思うと同時になぜか冷静に、それ以前と同じ調子で再度ルアーを引き始めることができた。
そして、来い!と思うまもなく、またルアーが引き込まれたのだった。
今度はアワセをして戦闘開始。最初、単に重くのそのそしていた反応がすぐにガツガツとしたパワフルなものに変わった。そしてまだ沖に20メートル以上はあろうかという馬の背の頂上で突然水面に姿が上がった。頭をこちらに向けてルアーのブレードが光るのが見える。
ヒラメである。しかもいい型だ。慎重に行こう。

まさにその刹那。
ヒラメが反転したのだろうか。

竿が軽くなった。強烈に引っ張られていたルアーが水面で開放され、一気に20㍍以上を吹っ飛んで岸壁に叩きつけられた。

終わった。

いまいち何がなんだかわかっていない。
少し離れたところにいる周りの釣り人を見てみる。
イシモチ釣りの人は一段下にいて水面は見れない。誰もこちらのドラマに気づいていない。
それでいい、それで。

へたりこんだ。
堤防の上で座り込み水面を見続けた。
ルアーには今までで最高の歯型が残っており、直接的に未練を誘ってくる。
夢では無い証拠が変に「満足するように」と促してくる。


独り言を言う気にもなれない。

なんだよまったく。

やっちまったぁ。

あ~あ

疲れた。


意図的に独り言を言って帰路に着いた。

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←おそらく一回目の噛み付き跡と思われる。後ろには引っこ抜けた時の傷が縦にテールまで伸びていた。
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# by team-gyoshin | 2007-09-28 02:48 | 河口
9月27日(木)

前回、日立沖堤防で惨敗したこのメンバー。
雪辱を晴らすべく以前ソーダガツオを爆釣し、さらにマゴチを釣った港に向かった。
数日続いていた太平洋側一帯のウネリも収まって2日目、前回の惨敗は究極的濁りのせいである、と結論付けているので、今日は期待が高まる。と、同時に己が追い込まれる。

気合が入ってAM2時に起床。運転すること2時間。港には4:20に到着した。満潮である。
夜明けは5:20なので真っ暗闇の満潮である。

今回から投入する新兵器は蓄光用ストロボ。これをカチカチとやると笑ってしまうほどグロウホワイトのルアーが美しく光る。眩しすぎて食わずに逃げるのでは?と、ちょっと心配。

準備を終わろうとしている時に四平からの電話が鳴った。
「五平が高速道路を反対に乗ってしまったぁ!!」

・・・

なんで我々はこういう意味不明のアクシデントが起こるのだ。
勝手に誰かが(たまに私が)面白いことをしてくれる。


二人が来るまで一人で黙々と投げていよう。たとえ周りで青物が釣れてもガマンガマン。今日はヒラメマゴチに全力投球である。
ピカピカワームが水中を泳ぐ。周囲の夜光虫らしき生命体が反応し、周囲にも明かりが飛び火する。
4,5回キャストすると光が弱くなり、すこし心もとなくなる。投げる前は「眩しいのでは」と心配しておきながらルアーが持っている性能より弱く光ると、なんだか損した気分になる。そしてまたカチカチと光を注入し、「やっぱり眩しすぎるかなぁ」。あいかわらず邪念だらけの生き様だ。

夜明け前に二人とも合流し、何事も無かったように釣り開始。私は続けてヒラメマゴチだが、四平はジグ、五平は伝家の宝刀スキップバニーで青物を狙う。
といっても前回同様、周りでは少しイシモチが釣れている程度。ルアーマンも4,5名が必至にジグを投げジャーク、トゥイッチの連続だが誰も反応が無い様子。
厳しいかも・・・。
稀にナブラが立つがジグへの反応は薄い。ナブラの主は20センチのサバだ。3g~5gぐらいの小さいジグでやっとの相手かもしれない。
サビキにも反応が無い様子ではこれはお手上げか。と思っている矢先にナブラを直撃した五平がバニーでサバをゲット。
誰も釣って無いじゃないか。もしかしたらこの人天才かも。今のところバニーだけだが。

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↑ナブラの主はこのサバ。なかなか釣れないツワモノだった。

あっという間に太陽が顔を出し、辺りは昼間の色に変化し始めている。私のワームもグロウからカラードに変更。攻める場所も可能な限り広範囲に。
しかし反応なし。
日光がしっかりし始め、視界が広がってくると海水の状態も見えてくる。濁りはすこしきつい様子。しかし前回の沖堤防ほどではない。このぐらいなら何とかなる。心からそう思う、今回はどうしても釣りたいのだ。なんだかんだ言って1年以上ヒラメの顔を見ていない。こんなに釣りたいと思うこともそう無いことだ。

判断は的確に、きびきびと。いつも大した判断なしに乱射的にルアーを投げ続けているので、今日は違うところを魚諸君に見せてやろう。早速ポイント移動。湾内のめぼしいところで何回か竿を出しながら、前回マゴチをかけたところに移動する。

結論から言ってしまう。
ここでも私のルアーに反応はなかった。アタリも何も無い。四平も変わらずの様子。
しかし、五平がやらかした。さっきから五平はバス用のツインブレードのスピナーベイトにパワーシャッド4インチの黒金をトレーラーにして飛距離の出ない状態で丹念に底を攻めている。
そのスピナーベイトにマゴチらしき魚が飛びついたのだ。
いつもの調子で声が響く。
「なんかツレタァ」
遠くで彼の竿がしなっている。
しかし残念なことに姿を見る前にバレてしまった。もちろん断定はできないけれど引き味などから推察すると40センチ台のマゴチかもしくはソゲか、といったところ。
素晴らしいですよ。五平。認めます。

なぜこの人の竿には魚が反応するのだろうか。開高氏の本の中でもアラスカのサーモンを釣っているとおびただしい船の数の中、女性ばかりにヒットが集中するという現象が紹介されていたりする。決して私はオカルト好きではないが、何か“気”のようなものが釣りには関係しているのではないか?ビギナーズラックもこういう“気”が関係しているのではないか。
と本気で思い始めてみたりする。

黙々とルアーを投げていると同じ岸壁で蛸を狙っている釣り人が現れ、世間話をしながら釣りをした。お互い自分の竿を見ながら集中力の7割はつりに使ったまま、3割での世間話。地元の方らしく色々教えてもらえた。
会話に沈黙が訪れていた。もともとある種いい加減にお互いが会話をしていたが、それにしても唐突に会話が途切れていた。あれっと思いその釣り人を見てみると剛健な蛸釣り竿を引っ張って顔を真っ赤にしているではないか。
ラインの先の水中を見てみると一目でデカイとわかる蛸がのた打ち回っている。しかし、非情なことにあと1mで水面と言うところでケーソンを固定している極太ワイヤーロープに仕掛けがフッキングしてしまい。豪快な根掛かりとなってしまっていた。

とりあえずタモを持って駆け寄り。なんとか蛸だけでも掬ってしまえないかと応援に入る。
右から下から左から、小川でガサガサしてドジョウを取る時の動きなど、いろいろ試してみたがうまく行かない。困りながら適当に網を引っ掛けたみたところ旨い具合に仕掛けをロープから外すことができ、さらに蛸もナイスキャッチすることができた。
近くで見るタコは迫力がある。自分は釣れなくても獲物を触るのは楽しいものだ。

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↑いい型のタコ タコ釣りも面白そうですね。ウロウロ

興奮した心を落ち着かせ、また本業に戻る。ここでも釣れないのか。これからどう作戦を立てようかと思っている時に一気に雨が降り始めた。さっきまで全く気配が無かったのに、一気にガツンとザーッと降ってきたのだ。
これは駄目だ。車に戻ろう。アガリかな。

3人で相談し、やはり2人はアガリ。
しかし私は続行を決意。急遽思いつきで場所を久慈川の河口に決定し、昼飯を無視して移動。仕事→睡眠→超早起き→運転→ずっと釣り。この結果だいぶ体はバテ切ってしまっており、飯を食っては必ず爆睡間違いなしと判断しての強行軍。自分でも笑ってしまうぐらい今日は釣りたいのだ。

後編に続く
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# by team-gyoshin | 2007-09-28 02:39 |
9月20日(木) 日立沖堤防 文:baomi

gattyoさんが72センチの巨大ヒラメを釣った。ブラボー!!スタンディングオベイションである。誇りである。誉れである。憧れである。

俺らも釣りたいよう。実は今年はまだ1匹もヒラメ釣ってないよう。

行くしかない。休みが取れたら思考が停止。
潮が悪いが、天気はいい!波は高いが魚はいるだろう!

釣りに行く前は楽観主義。ボウズが辛酸なめて悲観論者。

毎回そうだけど 今回は違う。釣れる気がする。
○○回目の正直を求めて今日も渡船に乗るのです。

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↑夜明けはいつ見てもやる気が出る!

船で埠頭から出ると、早速尋常ならざるウネリを感じる。
おおおおお、荒れている。
この時間帯ではまだ脳みそは楽観主義。「荒れている=魚が避難して内湾に沢山いる。」と思ってしまう。しかしヤバイナ、堤防に渡る一歩が怖そうだ。

船には7,8人の釣り人が同乗している。マナーよく、荷物は手渡し安全に。と標語のようなことをつぶやきながら自分の順番を待つ。

船が岸壁に横付けされて、まず最初に気になった。横にケーソンの継ぎ目が口を開けている。先ほどから外洋側の波が強烈に潮風を噴出してくる。

こ、これは ヤバイッ!

そう思った瞬間に真っ暗だった上下の幅1m、横幅20センチの継ぎ目が真っ白になった。
咄嗟に身構える。目をつぶる。全身が吹っ飛ばされそうになる。強烈な潮の香り。

一瞬で家の風呂一杯分の水を浴びたようになってしまった。
首筋から背骨の尾根横をつたって腰まで小川ができている。

寒い。。。 あああ、こんなところまでついていない。でも、なんか吹っ切れた。
もうこれは魚を釣らねば納得いかん!そう3人で言いあって釣り開始。
まだまだ前向き前進主義である。

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↑全身ずぶぬれ。しかしこれで闘志に火がついた!

もう、テンからヒラメ狙い。水で闘志に火がつき集中力が増す。前回初ソルト獲物をゲットした五平もやる気満々、さっそく深場のジグヘッドの基本を伝授して全員ヒラメマゴチヒラメマゴチと竿を振り続ける。

気になるのは潮の濁り。ケーソンの噴出し口が茶色いのはわかるけど、その境界がもう曖昧。どこもかしこも緑と茶色の中間というか、白濁というかもうみっちりとにごっているのである。
投げたルアーが足元で顔出す時、非常に突然に顔を出す。
リーダーの長さから推測すると視界30センチもないのでは?と思いたくなる状況。


「これじゃぁ釣れないねぇ。」

あっという間に悲観論が飛び出した。

「魚の目の前15センチにルアーが通れば食うかもよ」
「それにはドンドン足で探しながら釣るしかないな。」

少しの会話でまだ楽観論に持っていけるのがこの段階。

五平はその場所にとどまり、四平は真ん中あたり、私は堤防の逆サイドを攻め始めるべく全員がバラバラに配置を取った。

もうこうなったら徹底的である。2歩ごとにシラミツブシランガンである。
1ヵ所で3投。ほんのすこし扇状に投げて2歩進む。アタリなのか?それとも何かを小突いたのか?というような所では5投はしてみる。濁りの強さとマゴチのことも考えて小さめのリフトフォールと底ずる引きを1投ごとに織り交ぜる。

結論として。。。

釣れませんでした。

baomi・・・小さなアタリ1回
四平・・・小さなアタリ2回
五平・・・なぜかメバルを1匹オートリリース。

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↑どこもかしこもこんな感じ。

四平はかわいそうに・・・、久しぶりの釣りでこの天気。帰りの船で「俺が悪いんです。俺が天気を悪くしているんです。」と四平。そんなことは無いがたしかにいつも悪い天気。


運も実力のうち。我々の実力は確かに無い!技術も無ければ運も皆無。
あるのは釣りをしたい病気だけ。来週も行きたいぞぉ!

その後、潮水でついた火を抑えることができずに。2人と別れて他の釣り場を見てまわる。

阿字ヶ浦、那珂湊、大洗港、大洗サーフ。
全部同じカラーリングの海。強い波。 さすがに諦めました。
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# by team-gyoshin | 2007-09-21 06:09 |
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仕事は9:00から。
夜明けは5:00。
会社からそんなに距離の無いところには山あいの沼がある。
移動に1時間かけても釣りは3時間もできるという計算です。

たまにはバス釣りで楽しみましょう。

ということでいいオッサン二人のmisfish-toy氏とbaomiは夜明けにコンビにで待ち合わせし、業務前早朝レクレーションに旅立ちました。


Misfish-toy氏はバサーとして確固たる技術者だ。
連れてきてもらったポイントもなかなか憎い渋い池。山の中にしては広大且つ変化も多少あり、通な感じの雰囲気である。魚影も濃く、ボイルも頻繁。小バスが多いとのことだがこういう気軽な釣りには肩の荷を降ろして存分に楽しむにはそれもいいでしょう。

お互い別れてキャストを開始。
私はまともにバス釣りするのは10年ぶりぐらい。もっと前の1●年前の学生時代にはもバス釣りに熱中していた時期もあり、その時辿りついた釣法を今回もやってみよう。
当時ハイプレッシャーだった神奈川県津久井湖でかなりの釣果をたたきだしたものである。

リグは至って簡単。ノーシンカー+がまかつフック+浮力のあるストレートワーム+胴体の真ん中にちょんがけ。
今ではワッキーリグと言うらしいが、ダウンショットも一般化されていなかった当時では見かけることも無ければ名も無い変なリグだった。しかも空気が注入されていて完全に浮くワームを使い、水面で鬼シェイキング。旨くやるとワームはあまり移動せずに定位置で痙攣し続ける。ルアーではあるがフライのようで。最も凝った挙句、芯が中空のフックを使ったり、フライロッドをちょん切って専用のロッドを作ったりもした。
コツをつかむとワームの痙攣が生む波紋が同じ周期で発生し続け、このリズムの一定さがバスを惹きつけやすくする。

ヘタクソな私でも釣れるけったいな釣りなのである。

久しぶりでコツを掴むまでに少々時間がかかったが、やはり効果テキメン。わらわらとバスが寄ってくる。じぃ~っと見つめる。少し考える。全員が疑い熟考する。一匹がガマンできなくなって食ってくる。でも・・・、フッキングできない。さっきあわせ損ねたバスがまた食ってくる。またフッキングできない。
どうも針が小さいようだ。バス用のものを揃えていない今日この頃。今回代用したのはジグのアシストフック用のもの。形は大丈夫そうだけど、大きさが圧倒的に小さい。
ああ ああ ああ  としているうちに、あっという間にそこのバスたちにはすっかり見切られてしまった。まずは試合終了。

そうこうしているうちに遠くで快調にmisfish-toy氏が釣り上げた。そしてさらにもう一匹釣り上げた。
派手なライトグリーンのロッドがしなる。
さすがである。確実である。技術者である。
残念なことに今回はカメラを忘れたとのこと。で、画像なし。

ひとしきり落ち着いて二人は合流し、場所を移動して最後の釣りを開始。
せっかくのボウズ嵐から脱出した現在、一匹は釣りたいなぁ、と思いシェイキングのパルスを美しく、そして情熱的に官能的に・・・、しかし実際はその逆で、死にかけているはかない命に見えるようにロッド先の振り幅7センチを保って沈木の周囲をタイトに攻める。


なかなかフッキングできないジレンマを何度か繰り返し、最後の最後で1匹ゲット!
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↑この魚は4回も食ってきました。



いい気分転換となりました。では仕事に向かおうと思います!


misfish-toy  ラージマウスバス 2匹
baomi                1匹
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# by team-gyoshin | 2007-09-05 09:02 | 湖・沼・池